鋭い痛みがある

近ごろ増加している知覚過敏

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むし歯でもなく、歯周病でもない方でも見られがちなのが、たまに感じる鋭い歯の痛みです。

健康に敏感な方で、朝食はサラダとヨーグルトとか、赤ワインや黒酢などを意識的に飲んでいる方は要注意です。たまに感じる痛みなので、そのまま放置されて、むし歯や歯周病の次に歯を失う第3の原因として増えています。

Tooth ware」という言葉を聞いたことがありますか?
歯が溶けてしまう病気で、おもな症状は知覚過敏です。いつもではありませんが、たまに鋭い痛みを感じます。 最近は食品に含まれる酸が原因であることが増えています。テレビなどにも登場していますが「酸蝕歯(さんしょくし)」という名前です。 その他には噛み合せや歯ぎしりにより、歯がすり減ってしまったことによります。

Tooth ware(酸蝕歯)への対処とは…

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Tooth wearは、加齢によって引き起こされるものであり、自然に咬耗、磨耗していくことはさける事はできません。 したがって、許容範囲のものについては治療の必要はなく、むしろ原因の除去を中心とした予防が有効になります。

歯の根元が欠けてしまい痛みを感じる場合は、くさび状に欠けてしまった部分に虫歯治療のような詰めものをすることで症状を和らげることができます。

予防法としては、酸性の飲食物の制限や、フッ素が配合されているが歯を削る研磨剤は含まれない歯磨剤(歯みがき粉)の使用、または歯磨剤を使わない空磨き(ノンペーストブラッシング)、さらに最近は酸蝕歯用の歯磨剤があります。患者さんごとにあった対処法について、歯科医師または歯科衛生士におたずねください。

また、歯ぎしりについては防止用のマウスピースを作成しますので、気になる方はご相談ください。

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